引越し料金は、普通は一方的に業者から提示されるものです。
そのため、引越し料金をきちんと値切っているような人もいますが、引越し料金が安いのか高いのかよく分からないので、値段の交渉をしないで提示された料金で依頼するような人も多くいるそうです。
ここでは、引越し料金を安くする方法についてご紹介しましょう。引越し料金を安くする方法は、引越し料金の相見の積もりを入手して交渉するための手段に使うことです。引越し料金の相場を掴んで、引越し業者とそれをベースに値段を交渉することが、引越し料金を安くするための成功への早道と言えます。
しかしながら、引越し料金の場合は定価というものがないので、見積もりをいくつか入手して、概略の引越し料金の相場を掴む必要があります。このような場合に役に立つものが一括の引越しの見積もりサイトです。このサイトを利用して見積もりをいくつかの業者から入手して、引越し料金の相場をじっくりと見極めましょう。
見積もりをチェックする場合には、全体の引越し料金以外にも、項目ごとのそれぞれの料金も確認しておくと交渉する場合にも有利になります。ここでは、引越し料金の内訳についてご紹介します。引越し料金をチェックする場合の予備知識として知っておきましょう。
引越し料金の内訳としては、運賃、人件費、梱包費、保険料、付帯サービスがあります。運賃というのは、輸送のための料金で、トラックの台数、大きさ、輸送距離、さらに作業に必要な時間によって計算されます。
人件費というのは、作業員のための費用で、多くの作業員数になるほど費用は高くなります。梱包費というのは、ダンボール箱、布団袋、粘着テープ、緩衝包装材などの梱包資材にかかる費用です。
保険料というのは、任意の利用する人がかける保険で、引越し業者の責任でないような原因で荷物が壊れた時等に補償されるものです。付帯サービスというのは、基本的なサービスに入っていないサービスに必要な費用で、ピアノ運送やエアコンの着脱、乗用車運送等の料金がこれに該当します。
値段を交渉する場合に相見積もりを利用する際は、他の引越し業者とどのような項目が違っているかを指摘して、具体的にどのようにして欲しいのかということを示すとより有利になります。例えば、高い運賃の場合には、もう少し小さなトラックでも問題ないのではないか、高い人件費の場合には、人数をさらに少なくできないのかというような感じです。
しかしながら、素直に見積もりした担当者の意見も聞いて、判断を総合的に行うことが大事です。論理的なこのような交渉を行う方法の他にも、熱意のみで成功したケースもあるそうなので、参考にしてみましょう。
ちなみに、引越し料金は新生活シーズンである春に需要が高くなるため、特定の期間に関して特別料金を設けているケースもあります。可能であれば、シーズンを避けて引越しをするのも、地味ながら料金を安くする方法と言えます。
また、少しでも費用を節約したいなら、引越し業者を選ぶ際に「クレジットカードの支払い方法が可能な業者」を選ぶのもいいでしょう。これは、どのような規模の引越しをするにしても、最終的な引越し料金は数万円程度の支払いになるためです。多くのクレジットカードには、支払いに応じてポイントが付与される機能が備わっているため、引越しのように高額な支払いをするほど恩恵を大きく得られます。
昨今は、そんな引越しの支払いを見越した高還元率のカードなども多くリリースされているため、必要に応じて契約を検討してみるのも手です。