不動産物件を探すならまずは情報収集から始めましょう。
空き物件情報はフリーペーパーとして配られている冊子やネットで確認をすることができます。
賃貸情報誌とネットにはそれぞれメリットがありますので、引っ越しまで比較的時間があるならどちらか一方だけでなく両方を使って最初の情報収集することをおすすめします。
賃貸情報誌のメリットは、まず物件をざっと数多く見ることができ家賃相場をすぐに把握することができるという点です。
エリアごとにすぐに環境の比較ができますし、気になる場所をチェックしてメモや付箋で残しておくこともできます。
あとでネットを使って空き物件検索をするという場合であっても、手元に冊子がひとつあると不動産会社のサイトを探すのに便利ですし、施設の比較を別のエリアなどでするときにもかなり使えます。
一方ネットでの検索の場合には、いつでも手軽に参照できるというメリットがあります。
雑誌の場合にはざっと情報が羅列されてしまっていますが、ネットの場合には条件で絞込をすることができますし、気になる建物を閲覧履歴として残しておくことができたりします。
空き時間や移動時間を使って手軽に調べ物ができたりする点も便利です。
ネットや情報誌で気になる物件があったら、気軽に問い合わせをしてみましょう。
不動産会社は必ずといってよいほど自社の公式サイトがあり、そこに現在空き室として登録をしている物件を掲載しています。
個別の物件について細かく問い合わせをすることもできますが、最初はいきなりその建物だけに決めてしまうのではなく、家賃相場や住みたいエリア、条件などをいくつか簡単に並べて調べてもらう方がたくさんの情報が入ってきます。
ネットや情報誌に掲載されている情報以外にも入ってきたばかりの物件情報を貰えることがあるので、まずは電話やメールで問い合わせをしてみることをおすすめします。
そうして集めた情報の中からさらに気になるところが見つかったら、早速その不動産会社を訪れてみます。
雑誌やネットに掲載されている不動産情報には、「物件名」「外観写真」「住所」「家賃」「間取り」「施設」などが必ずあります。
特に見ておきたいポイントとしては「家賃」が部屋ごとにどのくらい違うかや、今どの部屋が空いているかということです。
複数の戸が入るアパートやマションなどでは、南向きの高層階の角部屋に近い条件になるほど家賃が高めに設定されることがよくあります。
物件によっては月額家賃が数千円も異なるように設定されているので、部屋の場所や設備からどこがよいかということを調べていきます。
また同じ1DKや2DKといった間取りであっても、平面図を見るとかなり様子が異なっていることもよくあります。
特に部屋数が増えてくると、それぞれの部屋がどういった配置をしているかや、全体の広さはどうか、クローゼットの位置はどうかといったことがかなり違ってきます。
同じ1K物件であっても、10畳と4畳では全く住み心地が違いますから、間取りだけでなく床面積にも十分注意をしてください。
一般的な傾向として「UB」や「和室」「洗濯置き場が室外」といった設備の物件は安く設定がされるようになっています。
平面図を見るとトイレの場所やバルコニーの広さ、部屋の向きなど多くの情報を得ることができるので、どんどんたくさんの部屋を見て特徴を見分けられるようになりましょう。