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間取りによってこんなに違う家賃相場

賃貸物件の情報を集めていると必ず見かけるのが「間取り図」」です。

間取り図はその部屋を真上から見た簡単な図面のことで、部屋の向きや形状、水場の配置、クローゼットの大きさ、窓や扉といった場所といったことを一目で確認をすることができます。

引っ越しや物件探しに慣れていないという人の場合「1R」「1K」「1DK」といった言葉だけを見てもすぐにその物件をイメージすることはできないかもしれません。

それぞれの用語を簡単に説明していくとまず「1R」とは「ワンルーム」のことで、単身用の1部屋の場合にのみ登場してきます。

部屋の特徴は部屋とキッチンが仕切られておらず、また玄関を入ってすぐ廊下のない部屋につながっているところがポイントです。

全ての生活設備が一室の中に入っているので部屋を広く感じることができ、コンパクトで安めの家賃の利用ができるのが一般的な傾向です。

「○K」というのは「キッチン」のことで、居室部分とキッチンが扉や仕切りで分けられているのが特徴です。

玄関から入ると通路とキッチンがあり、その奥が居室となっている間取りが一般的です。

「○DK」は「ダイニングキッチン」で、こちらはキッチンスペースと別にトイレとお風呂の水場スペースが設けられていることが特徴になっています。

ただし「K」と「DK」は曖昧な物件もあるので詳しく間取りを確認しておいた方がよいかもしれません。

一般的には「K」より「DK」の方が設備が充実しており、広さがあって家賃相場が高めになっていることが多くなります。

間取りからここまでのことがわかる

間取り図を見ると他にもたくさんのことを確認できます。

例えば同じ「1K」として出されている物件であっても、「UB」であったり「洗濯機置き場が室外」といったように部屋の配置が分かれます。

また1Kの場合玄関を開けたらすぐキッチンとなっているのが基本的な間取りですが、同じ「K3畳」といっても通路をはさんで縦長の配置の場合と、居室と同じく正方形に近い形状をしているかでかなり使い方が変わってきます。

古い木造の単身用物件には1Kが多くあり、一般的な家賃相場よりもかなり安く設定されているということもよくあります。

しかし安い物件の多くは洗濯機が屋外にあったり、トイレが和式、風呂がバランス釜式といったかなり古いものが多く見かけられたりします。

トイレやお風呂の設備形式は設備概要として記載されている他に、平面図を見ると一目瞭然になっていますので、そうした部分も見落とさずにチェックしていきましょう。

物件探しに慣れてきたらここも見よう

ある程度物件の平面図に慣れてきたら、より細かく内装を見分けてみましょう。

まず多く聞かれる疑問として、マンションタイプの1KD物件によく見られる玄関脇の「PS」という小さなスペースがあります。

これは「パイプスペース」と言われるもので、室内に住む人が自由に出入りすることができない配管設備の入った小さな部屋となっています。

また平面図の外壁部分を細かく見ていくと、窓の位置がわかるようになっています。

部屋のどの部分にいくつ窓がついているかということは住み心地を決める上でかなり重要になってきます。

特にキッチン部分やトイレ、風呂場に窓がついているかはかなり部屋の印象を左右するのでこだわりをもってチェックしてみてください。

それともう一つ気にしておきたいのがクローゼットや置物のスペースです。

室内の収納がどのくらいの広さであるかということの他、そうした収納の扉が引き戸か開放型かといったことでも使い勝手は変わってきます。

荷物が多めの人などはそうした部分もよく見ておいた方が引っ越してから荷物の置き場に困らずにすみます。