引っ越しをするとなると、新しい賃貸物件の契約費用の他、引っ越しにかかる費用、また新生活に必要な雑費などかなりの金額がかかってきます。
引っ越しをスムーズに行うためにも、先に余裕のあるお金を準備しておきあとから足りないと焦ることがないようにしていきましょう。
引っ越しが決まってからかかる費用をざっと並べてみると「敷金・礼金」「1ヶ月分の家賃」「仲介手数料」「室内クリーニング代」「鍵交換代」といったものがあります。
そこに引越し業者を依頼したときにかかる費用と雑費を合わせて計算します。
「敷金・礼金」とは引っ越しをするときに大家さんに支払う金額のことで、物件によって家賃の何ヶ月分が請求されるかがかなり異なってきます。
最近では敷金・礼金なし物件も増えてきていますが、そうした入居しやすい物件は何らかの問題があることもあるのでなぜ請求がないのかということについて理由はしっかりと聞いておいた方がよいかもしれません。
また、入居時には必ず最初の1ヶ月分の家賃を先払いすることとなっています。
仮に「敷金2ヶ月分・礼金1ヶ月分」がかかる物件の場合で計算をすると、家賃7万円なら×5ヶ月分の35万円は最低でも必要となります。
引っ越しに際して最も多く金額がかかるのは上記で説明したような不動産会社と大家に対して支払う金額です。
ですが意外と侮れないのが引越し業者に依頼した場合の費用で、忙しい時期に依頼をするとびっくりするくらいに高額になってしまうこともよくあります。
引越し業の価格設定は一律ではなく、繁忙期になるほど高額になります。
最も忙しい時期になると引っ越し一件で10万円以上が請求されることもあり、思わぬところで予算オーバーをしてしまうこともあるので注意が必要です。
もっとも高額になると言われているのが3月で、やはり春先までにかけての時期は引っ越しが集中するので予約がとりづらくまた高い見積もりがついてしまいます。
引っ越しにかかる費用の見積もりは、引越し業界一律ではなくそれぞれの会社独自の基準によって決められています。
一般的には距離が一定以上になると数割ずつアップをしていったり、荷物の大きさが増えてくるとサイズによって価格のランクが変わってくるようです。
荷物の大きさについてはどのくらい運べるか素人では判断出来にくいので、やはり一度業者の担当者を自宅に呼んでそこで見積もりを個別にとってもらわなければいけません。
また、高層マンションに引っ越すような場合には4階以上から割増になり、ピアノなど取扱いに注意が必要な荷物があるとさらに金額が高くなってきます。