ペアガラス物件は節約につながる
物件を探す上で、「ペアガラス」という表示を見たことがありますか？
ペアガラスはその名の通りガラスの種類のことを指すのですが、一般の窓ガラスとは異なり、2枚のガラスを合わせてサッシを作っています。
寒い地域では、サッシを二重にすることで防寒効果を高めている住宅がありますが、ペアガラスもその仕組と似ていて、ガラスとガラスの間に空間を設けることで、外部との温度差を小さくし、室内で使用している暖房設備の効果を高める働きがあります。
ガラスとガラスの間は、真空であったり、窒素を注入していたりといろいろな仕様がありますが、ペアガラスは結露の発生も抑えてくれるため、かなり画期的な作りのサッシです。
海外ではペアガラスの導入がかなり進んでいるのに対し、日本ではまだまだ普及が遅れているのが現状です。
しかし最近では導入している賃貸物件が増えているほか、築年数が経過した賃貸物件のリフォームでペアガラスに変えているところも少しずつ増えてきています。
ペアガラスは暖房がよく利くようになりますので、光熱費の節約にもつながり、寒い地域では快適に過ごすことができますので、物件探しの条件のひとつとして覚えておくとよいでしょう。
ペアガラスのメリットとデメリット
ペアガラスは光熱費の節約につながるというメリットがあると同時に、セキュリティが強化されるというメリットもあります。
1階など下層に居住する場合、空き巣などが入りやすいので戸締まりを充分にしなければなりませんが、しっかり戸締まりをしていても、窓ガラスを割って侵入されてしまうことが少なくありません。
ペアガラスは仮に1枚のガラスが割れてしまっても、2枚目まで一緒に割れてしまうことはまずありませんし、2枚目が割れなかった場合、再度割ろうとする空き巣はまずいないので、被害を未然に防ぐことができます。
デメリットとしては、新築やリフォーム済みの物件が多いので、家賃が高めになるという点です。
リフォーム物件の場合はそこまで家賃が高くなることはないと思われますが、新築部件はどうしても家賃が高めなので、相場と比較した上で入居を検討してみましょう。
ペアガラス物件の見分け方
物件情報でペアガラスの採用されている物件を検索する際は、条件を細かく設定する画面で「複層ガラス」と記載されている箇所にチェックを入れて検索してみてください。
都市部でもかなり少ないので多くの物件を比較することはできませんが、ペアガラスが採用されている物件は、新築やしっかりリフォームされている物件が多いので、きれいな物件を探している人は一緒にヒットするので便利です。
物件探しの参考にしてみてくださいね。