初めて賃貸物件を借りるという人も、何度か借りたことがあるという人でも、「この物件ちょっと失敗だったかな」と感じてしまうことってありますよね。
よい物件を探すポイントを抑えておけば、物件探しの失敗を防ぐことができます。
ではその「物件探しのポイント」って一体どんなことなのでしょうか。
賃貸物件を借りるにあたってかかる初期費用は、多くの場合敷金と礼金、仲介手数料です。
これに前家賃がプラスされます。
それぞれの費用の意味については理解できていて、できるだけ初期費用を抑えられるよう検討する人も多いでしょう。
見落としがちなのが「更新料」です。
更新料は、物件情報に記載されている契約期間を更新して、引き続き居住する際に支払うお金になります。
一般的に契約期間は2年で設定されているところが多く、2年毎に更新料を支払う形になりますが、この更新料は多くの場合賃料の1ヶ月分です。
しかし、更新料が発生しない物件もあります。
2年毎に賃料の1ヶ月分を支払わなければならないとなると、長い目で見たらかなりの出費になりますので、できるだけ抑えたいところ。
更新料の有無については事前にしっかり確認しておきましょう。
また、更新料のほかに、更新における「事務手数料」がかかる物件もあります。
これは不動産会社が設定している費用で、更新料の2~5割の費用を請求されるようですが、これも発生する物件としない物件がありますので、長く住むことを前提としているのであれば、この事務手数料もできるだけ発生しない物件を選ぶようにしてください。
住んでいた部屋を退去する際は、通常1ヶ月前に申告することでスムーズに解約できる場合が多いです。
しかし、まれに解約日を2ヶ月と設定している物件があり、申告が遅れると二重で家賃を支払わなければならなくなってしまいます。
解約日については契約書に記載がありますので、契約書を面倒でもよく読んで、退去の際にトラブルにならないように気をつけましょう。
また、退去時には不動産会社が契約しているハウスクリーニング業者が室内の清掃を行います。
ハウスクリーニングについても借り主の支払い義務についていろいろな意見がありますが、ほとんどの場合借り主が支払っているようです。
この費用が異常に高い場合があり、ハウスクリーニングだけなのに敷金がほとんど返ってこないという物件もあります。
ハウスクリーニングを自分の依頼した業者で行うことができないため、契約時にハウスクリーニングにかかる費用について確認し、納得した上で契約してください。
ハウスクリーニングにおいても1㎡でいくら、という相場があるようですので、不動産情報サイトでこうした相場を事前にチェックしておくと役立つと思います。