単身赴任や進学で単身で引っ越しをする場合、特に男性ですとあまり荷物がないといった場合があります。
例えば大型家電は洗濯機、冷蔵庫、電子レンジくらいで、家具も不要で衣類もあまり持ってないといった時は、わざわざ引越し業者に頼むのが勿体無いと感じるのではないでしょうか。
そんな時は軽貨物運送引越業者を利用する手があります。
軽貨物運送引越業者というのは、馴染みのある言い方ですと赤帽です。
こちらは引越し業者ではなく、個人事業主が赤帽の組合に登録しているといった感じです。
農家が農協に所属するイメージと同じです。
赤帽を利用すると、あまり荷物のない引っ越しにはちょうどよい希望でとても向いています。
軽貨物自動車での運送になりますが、大型家具も搭載できるように、車の工夫もされているようです。
荷物は最大350kgで、料金は地域によって異なりますが、12000円~14000円が最低ラインとして、2時間以内です。
2時間を超える場合は30分毎に1580円の超過料金となります。
移動距離は30キロ圏内となるため、長距離には向いていません。
引越し業者の場合、複数名で伺うことが多いですが、赤帽の場合はひとりですので、運ぶ荷物により一緒に手伝いが必要です。
引っ越しは引越し元の整理や掃除にプラス、新居での鍵の受け取りや、荷物の迎え入れ準備、電気水道の開通、新居の掃除、荷物の受け入れとやることは山程あります。
その状況の中で、荷物を運ぶ際に手伝いが必要となるので、そんな余裕がありますでしょうか。
赤帽でお願いする場合は、350kgまでの荷物を運ぶのみと考えたほうが良いでしょう。
よって、引越し業者にお願いすると、ダンボールを提供してくれますが、赤帽の引っ越しの際はダンボールのサービスはありません。
ダンボールのサービスがないことにプラス、荷造りを手伝ってくれることもありません。
引越し業者と違い、不用品を処分してくれるサービスもありません。
宅配便のような考えで、梱包する箱も自分で用意し、梱包もすべて自分で行います。
もしそれができないようであれば、引っ越し業者を選ばれる方が良いでしょう。
荷物が多く、赤帽を2台頼むケースもあるようですが、2台使うくらいなら引越し業者のほうが安くあがる可能性た高いです。
やはり引っ越しを安く抑えたい場合は、赤帽を選ぶと良いでしょう。
短距離に限りますが、短距離の引っ越しは断然赤帽がお得です。
通常の引っ越し屋さんでは安くても3万円です。
それが1万円台で済ませられるのは破格です。
荷台に荷物を乗せ、助手席があいていれば、一緒に乗っていくことが可能です。
移動での交通費も浮かせられます。