不動産屋さんの前を通ると、沢山の見取り図が並んでいて眺めて妄想するだけでも楽しいものです。
実際に引っ越しするために見取り図を見るのならばなおさらワクワクしてきますね。
家具はどのような配置にするか、生活導線を考えたり、夢は広がる一方ですが実際に引っ越すとなると楽しさばかりではありません。
手持ちの家具や家電がすべて引越し先に入り切るか、コンセントの位置から家電の置き場所はあるかなど、見取り図から読み取る必要があります。
狭い部屋からとても広い部屋に引っ越すのでしたら、何も考える必要はないかもしれませんが、同じくらいの広さに引っ越す場合、ちょっとだけ広い部屋に引っ越す場合は注意です。
目で見た感じで入るだろうと思ったら、実際に運んでみたら狭くて生活が窮屈になってしまう事態が起こってしまいます。
予め家具や家電のサイズを図り、見取り図は拡大コピー、家具等は縮小したサイズの紙を切り、配置してみるとわかりやすいかもしれません。
また、見取り図も引っ越し先いの見取り図だけでなく、全体の見取り図がもらえるなら手配しましょう。
住んでみるとお隣さんの生活音が気になって眠れなくなったという事もあります。
予め全体像が分かっていると、テレビやベッドの位置を工夫して快適に過ごせます。
実際に部屋を見ても、見取り図は大切な存在となります。
部屋を見てしまうと、雰囲気に飲まれてしまい、住んだ後にあれこれ気づいてしまうことがあります。
■人気のロフト付きが仇に
ロフト付きのお部屋は、ロフトで寝て、リビングは広々使おうと考える人がとても多いです。
見取り図ではロフトも広く、実際に見に行っても雰囲気が良かったからと決めてしまう事も。
しかしながら、生活してみると、とても疲れた日や飲んで酔っている時はロフトに登る気がしません。
また、ロフトの天井が低い事が多く、頭をぶつけてしまうこともあります。
見取り図にも天井の高さは書いてある場合、ない場合がありますので、注意しましょう。
■コンセントが少ない
間取りだけに集中してみてしまい、引っ越してからコンセントの数の少なさに気づいてしまうケースがあります。
見取り図にはコンセントの位置が書いてあります。
見取り図を貰ったらまずコンセントの場所を赤丸しても良いくらい重要です。
■天井が高い部屋
天井が高く、開放感にあふれている事から選んだ部屋。
天井が高いということは、電球の高さも高いということです。
電球が切れた時、脚立を使っても届かないことがあります。
さらに、夏の暑い日、冬の寒い日、天井が高いがために、部屋の空間が広く、なかなか部屋が快適な温度になりにくいです。
■クローゼットがない
部屋の広さや窓の位置、バストイレ別といったことばかりに気を取られ、クローゼットがない場合も。
見取り図をみて、クローゼットの場所もちゃんとチェックしましょう。