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時代に流されない低層マンションの魅力

近年駅前にタワーマンションが続々と完成し、入居者殺到でとても人気があります。
駅から近いことと、高層であることから展望も良く、タワーマンション内には商業施設や保育施設託児所、病院といった便利な施設が入っているといった事から、高層階から順に部屋が埋まっていっています。
一方で高層マンションは、地震や葛西といった災害時に弱い面もあり、賛否両論あります。

朝の通勤・通学時になかなかエレベーターが来ない等の問題もあります。

低層マンションは、比較的静かな郊外エリアに建設されている所がほとんどです。
第一種低層住居専用地域等、住居用途地域に建てられているので、周りに高い建物はほぼできないのです。
駅には遠いというデメリットはありますが、とても静かな環境ということで人気があります。

一戸建て住宅が立ち並ぶ場所に低層マンションはありますが、集合住宅ということもあり、一戸建て住宅に比べるととても広い敷地に建っています。
低層階ということもあり、一戸建て感覚でマンションの広々さを感じる事ができるのです。

タワーマンションと比べると、管理面で言えば24時間体制というのは難しいようです。
タワー内に様々な施設が隣接されているのと違い、ほぼ住居スペースのみなので、管理者は日中だけな所が多いようです。

郊外にあることから、もし転勤等で一時的に家を離れなくてはならない場合に部屋を貸し出そうとしても、なかなか借り手がつかないデメリットもあります。

お得な固定資産税

低層マンションは、固定資産税が一戸建て住宅に比べると安いのです。
集合住宅扱いとなるので、一軒あたりの土地の持ち分が少ないのです。
共有エリア等、ゆったり使える部分は多いのに、その場所に対する固定資産税がかからないのはお得ですね。

固定資産税でなく、相続税についても土地の持ち分が一戸建てよりも安いのでお得です。

タワーマンションでは、朝の通勤時間帯にエレベーター待ちがあるというデメリットをあげましたが、低層マンションにはそんな心配もいりません。
最上階に住んでいても、エレベーターなしで階段で上り下りできる高さなのです。
エレベーターに乗ろうと思っても乗れなかった場合も、すぐに階段へと切り替えすればよいのです。

また、全体的に低層ですので、エレベーターの使用率も低いです。
長時間待つ事はほぼないと言って良いでしょう。

近年日本各地で大震災が起こっています。
高層マンションでは、逃げようと思ってもエレベーターが自動停止してしまい、階段でひたすら降りなくてはなりません。
また、エレベーターに乗っている最中に止まってしまうという、考えるだけでも恐ろしい事態も想定されます。

火災が起きた際、高層階に住んでいると、逃げ遅れる事態も想定されます。
一方で低層マンションであれば、階段を使いすぐに逃げることも可能です。
火災の場合も、マンションなので周りは広々していて燃え移る事もありません。

高層も低層もそれぞれメリット、デメリットがありますが、生活スタイル、好みに応じて自分に合った場所を選ぶ事が最適な生活への第一歩です。