ネットや不動産情報誌である程度住みたい部屋のあたりがついたら、次はいよいよ不動産会社への訪問です。
都内など人の多く集まる都市では駅周辺に必ず不動産会社があるものですが、いきなり行って飛び込みで案内をしてもらうよりは、事前に訪問の予約をした方が多くの物件を紹介してもらいやすくなります。
また不動産会社の場合休日が土日ではなく水曜日などの中日になっていることが多いため、学生の人などが突然その駅に行ってもお休みだったなんていうこともあります。
不動産業界は時期によってかなり忙しさが異なるところであるため、比較的お客さんが少ないときならよいのですが、繁忙期に飛び込みで行くと担当の人に案内を受けるまで時間がかかってしまうことがあります。
いきなりそこで調べてもらう場合にはお得な物件を見落としてしまう可能性もあるため、さまざまな要因からやはり事前にきちんと予約をとって担当の方にしっかり準備をしておいてもらう方がよさそうです。
不動産会社を訪問するときに案外見落としがちなのが服装です。
訪問をする自分は客なのだから別に服装に気を使う必要なんてない、というふうに思うところですが実は不動産会社では訪れた人を観察をして契約をするかどうかを内部で判断しています。
これは身なりや態度が怪しげな人に安易に部屋を貸してしまうと、部屋を激しく汚したり破損をしたりする可能性があり、また家賃を払わずに消えてしまうようなリスクもあるからです。
不動産取引においては何よりも信用が一番の財産になってきますので、せっかくの良物件を身なりで判断されて紹介されないなんてことがないように、できるだけキレイな格好で真面目そうな印象を出すようにしていきましょう。
ポイントとしては、「清潔感があり、誠実そうな人柄」であることがわかればよく、特に改まってスーツなどまでしていく必要はありません。
一人で行くのが不安という人は友人や家族に付き添いをお願いすることになりますが、そのときにも同じように服装にちょっと注意をしてもらいましょう。
特に大学生の場合、恋人を連れていったり、だらしなさそうな友人がついてくると「単身用アパートなのに同棲をするんじゃ?」「夜中にうるさい友人を何人も呼んで近所に迷惑をかけるんじゃ?」といったふうに
勘ぐられてしまうのでその点にも十分に注意です。
学生なら保証人になってくれる両親がついてきた方が信用度は高まります。
不動産会社を訪問するまでの簡単な流れを紹介します。
まず最初に気になる物件を見つけ、それを取り扱っている会社の連絡先を調べます。
メールもしくは電話で物件を探している旨を伝え、訪問をする日にちや時間について打ち合わせをして決めます。
訪れたらお店のカウンターなどにある物件を見つつ、担当者さんを呼び出してもらいます。
そこでチェックしておいた物件やその他のおすすめ物件について詳しい話を聞き、条件があったら内見にいきます。
内見をして気に入ったら再び会社に戻り、条件のすり合わせをして話がまとまったら契約を行います。
不動産物件の場合、予約という形をとるためには先にいくらか予約金を入れることになっています。
予約金は必ずいくらということはないのですが、1万円程度が相場となっているので現金はいくらか余裕をもって持ちあわせていきましょう。
正式に物件が決まったら後日正式に大家さんと契約書を交わし、引っ越しのスケジュールや契約開始日、家賃や管理費の支払い方法について細かい打ち合わせをします。