大学進学で遠方に引越しをする場合、住む部屋を賃貸にするか学生マンションにするか迷う人も少なくないでしょう。どの学校に進学する場合においても、進路が決まるまで学生は気が抜けません。
ですが大学の入試方法である、「AO入試」「推薦入試」で合格をすると、かなり余裕を持って部屋探しを行えるというメリットがあります。
まず、AO入試は小論文や面接などを経て合否を決定する入試方法であるため、選考期間を長く儲ける必要があります。
そのため、AO入試は一般入試よりも早く実施され、エントリー時期は6月から開始されます。具体的な入試方法に関しては、各大学が発行している「AO入試を受けるための手続」を参考にしましょう。どの大学においても、AO入試ではエントリーに使用する事前情報が必須になります。また、一部の大学や専門学校はAO入試を2月まで行っています。
エントリーする時期によっては、一般入試と変わらない時期に合格が発表されます。自分の行きたい大学がいつAO入試をおこなうのか事前に下調べしましょう。
推薦入試は、AO入試より少し時期がずれますが、9月~10月の間にエントリーをします。AO入試と違い、出願の条件は学業成績や課外活動の実績が大きく影響します。
入試内容はAO入試と同じく、書類選考や小論文、面接がありますが、こちらも大学によって異なるため、大学のホームページなどを通じて具体的な入試内容を事前に調べておきましょう。推薦入試の合否決定は、12月頃になります。晴れて合格できた人は、翌年の3月もしくは4月に進学することになりますが、万が一推薦入試で不合格だった場合は、一般入試に望みを託すことも可能です。
先に挙げた通り、AO入試と推薦入試はかなり早い段階で合否が決まります。したがって、進学先の部屋を一般入試の学生よりも早く探せるのです。
晴れて進学先が決まったら、どんな部屋に住みたいか検討するといいでしょう。物件情報に関しては紙媒体よりも、情報量の多いインターネットを使うと便利です。住みたい部屋がある程度決まったら、12月中旬には物件の見学を予約します。
前もって予約した場合、不動産会社に内覧の予約をしましょう。部屋探しのピークは2月ですので、それ以前に予約をすることで、混雑を避けてゆったり部屋を見ることが出来ます。気に入った部屋は予約して押さえておきましょう。
また、部屋が決まったら引っ越し業者の予約も忘れないようにします。こちらも、引っ越しの繁忙期になる3月になる前に引っ越し業者と打合せをすれば、スムーズに引っ越しができます。
最後に、大学試験の一般入試におけるケースですが、こちらは合格発表が2月か3月になるため、基本的に部屋探しをしている時間がありません。
そこで、一般入試の受験を予定している場合、12月頃になったら志望する大学の周辺にある不動産屋会社を訪ねましょう。入試結果がでる2月か3月までは、入試勉強に集中します。必要があれば部屋探し、手続は親御さんにしてもらうのがベストです。
一般入試の合格から実際に引っ越しする時期も、引越しシーズンである3月になります。希望の大学に合格したら、新生活に必要なものを荷造りします。段ボールやガムテープは引っ越しする業者から無料でもらえるのでそれを利用しましょう。
【カレッジコート新潟大学前】新潟大学の学生マンション物件|学生マンション.com
ちなみに、学生専用のマンションによっては「合格発表前予約」を導入しているので、こういったマンションを選べば、試験の合否が決定する前に仮で部屋を抑えておくことも可能です。合格が決定したら、そのまま契約にシフトできるため、あわただしい引越しシーズンにおいてはとても役に立つシステムでしょう。
ただし、試験に不合格だった場合は、予約していた部屋に引越しする必要が無くなるため、進学をする気で部屋を抑えてから安堵をするのは考え物です。万が一の結果に備えて、不合格だった際はどうするかという点にまで配慮しておくのもいいでしょう。