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内見をするときは間取り図と合わせて

間取り図を幾つか見ていると、1つ2つはとても気にいる物件を見つけることができるものです。

同じような地域で設備もだいたい同じ、広さや間取りも変わらないのに家賃が他と比較して安いという物件があると「これは運命だ!」とばかりに感動してしまいますが、あまり早急な判断をするのは危険です。

というのも間取り図はあくまでもその部屋の間取りのみを示すものであり、実際の内装状態や窓からの景色、さらに周辺の環境はすぐにはかることができないからです。

いくつか間取りで気に入ったところがあったら、その間取り図をしっかりとチェックしつつ実際にその部屋を内見させてもらいにいきましょう。

実際に行ってみて初めてわかることもたくさんありますので、そうしたことを忘れずに比較するためにもメモや筆記道具も忘れないようにしてください。

内見で見ておくべきポイント

内見をするときにチェックしておきたいポイントを紹介します。

まず「実際の部屋の印象」「間取り図との相違」「天井の高さ・ドアの広さ」といった全体の印象です。

中でも「間取り図との相違」は重要であり、不動産屋さんに出していた時からリフォームなどにより大きな変更がされていることがあります。

トイレやキッチンの大きさが異なっていたり、それまであった二部屋の間仕切りがとられて一室になっていたりといった大きな変更もありえます。

また古い物件の場合には天井が低く、玄関や室内の扉が狭く作られていることがよくあります。

若い男性の中にはかなり背の高い方もいますから、180cmくらいの人になると古い部屋では出入りのたびに頭をかがめないといけなかったりします。

天井の高さや全体の空間の広さは行ってみて体感しないとわからないことなので、第一印象を大事にし実際に生活をするときのことを想定して動きをイメージしてみてください。

他にも水回りの設備はどうなっているかや、換気の状況はどうか、さらに日当たりや防音はどうかといったことも細かく項目ごとにメモしていきます。

もし内見していて明らかに故障や破損、汚れが合った場合にはその場で不動産屋さんに申し出れば入居日までに修理をしてもらうことも可能です。

希望はどんどん言ってみた方がいいですよ。

建物そのものだけでなく環境も

もう一つ内見をするときに見ておきたいのが周辺の環境です。

同じエリアの物件であっても、住宅街のどまんなかにあるか幹線道路の近くにあるかによりかなり住み心地は変わってきます。

路線の近くにある物件はかなりの騒音や振動が予想されますし、近くに飲食店や居酒屋があると夜中に人が集まり騒ぐようなことも考えられます。

女性のひとり暮らしの場合には、駅からの道路が暗くて狭い路地を使わないといけなかったりすると防犯面で問題が起こってきます。

可能であれば朝のラッシュ時や夕方の帰宅時間などにも訪れてみるようにし、時間によって街の様子が変わらないかということも調べてみてください。