物件情報サイトを見ていると、フリーレントや礼金なし、仲介手数料が半額や無料など、借り手が助かる条件を数多く掲載している物件がありますね。
こうした物件を管理している仲介業者にお願いしたほうがいいのかな、と思うこともありますが、そのほかの面においても物件紹介を依頼する仲介業者はどういった企業を選ぶのが適切なのか、借り手としてはぜひ知っておきたいところです。
仲介手数料が無料の物件は、初期費用が安いのでつい手を出したくなりますが、やはり物件条件としてあまりよいものではなかったり、なかなか借り手がつかない物件であることが多いようです。
またサイトに掲載する広告費用が含まれた物件であることも多いので、初期費用が安くても長い目で見たら決してお得ではない、ということも。
初期費用の安さにとらわれることなく、広い目で物件を探すのが得策です。
では、仲介業者はどのように選ぶのがよいのでしょうか?
不動産会社の前に、物件情報が看板で出ているのを見かけることがありますね。
店舗の壁や窓などに物件情報を貼り付けているのは問題ないのですが、店頭に看板を出すのは法律違反だということを知っていますか?
不動産会社はこうした法令については熟知していなければならない存在。
それが守られていないのであれば、その不動産会社は優良ではないといっているようなものです。
まず、店頭の看板で物件情報を掲載している会社は避けましょう。
そのほか、駅からアクセスの良すぎる店舗、広告が派手すぎる店舗も避けたほうが無難です。
駅前は基本的に店舗の家賃が高いので、従業員に課せられているノルマが大きい可能性があります。
その場合、お客様によい物件を紹介しようという善意よりも、自分がノルマを達成するという目的が前面に出てしまい、よい物件を紹介してもらえない可能性があります。
あまりに広告が派手な店舗は、正しい不動産情報を提供していないところがまれにあるので注意が必要。
気になる物件について問い合わせても、思いの外情報が少ないといった場合もありますので、その時はすぐに依頼をやめたほうがよいですね。
また実際に接した担当者がに誠意を感じられないことも多いので、話を聞くことは問題ありませんが、違和感を感じたらすみやかに別の仲介業者を探すことをおすすめします。
不動産会社や仲介業者は、実際に足を運んだり話を聞いてみないとわからない面も多いものの、いざ顔を合わせてみたら、その人の仕事ぶりがすぐわかります。
電話だけではなく、実際に顔を合わせて話を聞き、信頼して物件探しをお願いできる業者を選びましょう。